一味違う面接指導・小論文指導

面接や小論文で求められること

面接や小論文は多くの私立医学部にとって最後の砦になっています。「学力はあるけども、医師にふさわしくない人」をふるい落とすために存在するのです。

大学側にとっても、「勤勉で幅広い興味関心を持ち、自ら積極的に学ぶ生徒」・「的確な判断力があり、ものごとを秩序立てて説明できる生徒」こそが理想的な生徒です。もっとも、こうした能力を完成された形で持ち合わせる受験生がいるとすれば、ほんの少数ですから、大学側は何とかして「この理想形に近い人」を獲ろうとするわけです。

ただ、大学によっては「普通の人であれば構わない」という場合が一般的です。つまり、「人を傷つけない」・「周囲に迷惑をかけない」・「命を大切にする」・「意思疎通ができる」・「突然泣き出したりキレたりしない」という、共同体に生きる人間としては「標準的な人間」を求めるのです。

多くの大学が、これらの点をシビアに考えます。勉強を怠けて学校に来なかったり、留年したり、国家試験に受からなかったりすれば、それだけで大学にとっては大変な損害が出るのです。

では、面接や小論文でどうすれば落とされないで済むのでしょうか。
それは、次の力を身につけることが必要です。

  1. (1)言語力:誤解を招かないよう「言葉」を的確に使う。
  2. (2)読解力:文章だけではなく、人の表情・空気も読む。
  3. (3)我慢力:嫌なことでも、楽しみを見出してやりとげる。
  4. (4)想像力:自分以外の他の人の立場で物事を考える。
  5. (5)社会力:社会の仕組みを理解する。周囲に感謝する心を持ち、人に好かれる態度を身につける。

これらの力は一朝一夕では身に付きません。日頃からの意識付けが必要なのです。

小論文、志望理由書の添削指導

国公立大学後期入試・私立大学入試・推薦入試やAO入試など、医学科受験では小論文が必要となっています。

小論文は、一般的には「課題文を提示して設問が与えられる」形での出題ですが、大学によっては「課題テーマのみが与えられて自由に記述する」形でも出題されます。

必ずしも医療に関わる知識を求められるとは限りません。前述の通りの5つの力を身につけていれば、必ずしも医療問題に精通する必要はありません。
では、知識はなくていいのでしょうか。それも間違っています。前にあげた5つの能力の中の、(1)言語力(5)社会力を身につけるためには、知識がいるのは当然です。

小論文、志望理由書の添削指導

たとえば、小論文のような実用文には文章の展開に一定の決まりがあります。その決まりをふまえて、文章は展開する必要があります。また、日常的に「こういう意味だろう」と使っている言葉でも、本当の意味が全く違うことはよくあります。自分ルールでの言葉ではなく、人に正しく伝わる言葉を選択するためには、正しい言葉の知識が必要です。

また、社会の仕組みを理解しておかねば、全く的外れな思考をしてしまうことがあります。普通に暮らしていたら自分の周囲の物事しか見えませんから、自分にとっての「当たり前」しか手に入りません。都市部に住む人は、知ろうと思わなければ「へき地の現実」はわかりません。逆もまたしかり。へき地に住む人には都市部の現実はわかりません。

こうした意味では、医療の現状を認識するための様々な知識は重要です。大学が何に悩み、どういった学生を欲しているかを想像するためにも重要だからです。また、長い目でみれば、自分とは異なる生活環境にいる患者さんを理解するための糧にもなるでしょう。

一通りの知識は画一的に授業で伝えるのですが、現実にそれらの知識を使う生徒さんは一人ひとり異なりますよね。得意なところも違えば、性格や背景に抱える事情も違う。行きたい大学も違えば、その志望理由も異なります。将来への夢も細かいところでは異なるはずです。

ということは、画一的に知識を入れるだけではだめなのです。
その一人ひとりに合わせた添削をし、前述の5つの力に足りない部分を見つけて手を打つこと。これが一番重要なのであり、そこを妥協なくできるのが、MEDiCの強みなのです。

MEDiC には、様々な分野で特異な能力をもつ教務スタッフや講師がいます。また、医学部で熱心に学ぶ卒業生や、OBの医師達もいます。一人の人間だけでは物事の見方は一面的になりがちですが、指導をできる人が複数いるMEDiCでは、多角的な視点でチェックをしていきます。ありとあらゆる「人の力」を総動員し、必要なことを必要な時にやり尽くします。

徹底した面接練習

面接の質問は、一見、医療には関わらないことを問われることもありますが、そうしたことの受け答えからも、その人自身の真の姿を見ることができるのです。

そして面接では、先ほど述べた(1)言語力、(2)読解力、(3)我慢力、(4)想像力、(5)社会力のすべてが総合的に試されます。もちろんこれらの能力は、面接練習だけで身につくことはありません。日頃、MEDiCで暮らしていく中で、教務スタッフや講師などから、授業や添削、その他様々な形で教えられることになります。

徹底した面接練習

そうした持続的な「学習」の上に、面接練習はあります。小論文担当講師や教務担任による指導によって、想定問答に対しての 自身の志望や事情に合う解答例を作ります。ただ、解答例通りに応えられるようになるだけでは十分とは言えません。予想しない質問というものはありえます。 そういう質問が来るのは、受験生の「素の姿」を見たいからなのです。

こうしたことを踏まえて、MEDiCでは人事採用を担当するスタッフも面接練習に参加します。また、医学部の風土を知り尽くしている現役の医学部生が面接官役として入ることもあります。ふとした瞬間に受験生が見せる「素の姿」が、医学部面接で落とされる要素を持っていないかどうかを多角的にチェックし、仮に危険な要素がある場合は、それを指摘するためです。

面接練習は大変緊張します。その内容を後で思い出そうとしてもなかなか思い出せません。そして、練習の内容はしばしばその場で過ぎ去りがちなのです。MEDiCでは、こうした非効率な練習とならないよう録画をします。映像を見て、練習で指摘された ことを確認していくと、自分を「面接官の視点」で見ることができ、日頃意識していなかった態度や話し方への意識付けができるのです。

こうしたことは、個人面接の練習だけではなく、集団面接の練習にも及びます。

集団面接・討論の実践練習

集団での面接形式は主に以下の二種類あります。

  1. (1)個人面接型
    個人面接が集団で行われるようなもの。面接官が数人の受験生を相手に発問し、それぞれの受験生が答えていく。
  2. (2)討論型
    設定されたテーマについて討論するもの。面接官が進行役をやる場合と、受験生が進行役を兼ねる場合がある。

AO入試などの場合は、大学で行われる問題発見型、考察型授業を踏まえた形式のプレゼンテーション面接などもありえますが、通常の医学部入試では上記の二つが主であり、一般に集団面接という場合は(2)討論型です。

これらの集団面接は、大学によって着目点が多少異なりはするものの、落とす人を決める決め手は、結局は(1)言語力、(2)読解力、(3)我慢力、(4)想像力、(5)社会力からの判断です。医師として患者に接していく場合や、他の研究者などと協力して研究を行っていく場合には、これらの能力は欠かせないからです。

ですから、集団討論は、何か意見を戦わせて言い負かしたほうが勝ちなのではありません。人に嫌われるような態度をとることは何も生みません。大事なことは、「誤解を招かないよう言葉を選んで使うこと」・「人の表情やその場の空気を読みながら発言したり、人の意見を聞いたりする」こと。そして「感情的にならずに、互いに建設的な姿勢で話しやすい場を作り上げる」こと、「自分以外の他人の立場を想像する」こと。さらに「授業で習った社会の仕組みや医療時事知識から、自らの意見を形成する」ことも必要でしょう。

これらのことを踏まえ、MEDiCの小論文・面接対策は、通り一遍のマニュアルではない方法論を駆使して行われます。面接の対策本や、よくありがちな対策講座とは一味違ったものなのです。